Amplify Consoleでホスティングした環境の監視について検討した結果、Amplifyのコンソールに統合されたCloudWatchのアラーム監視を利用するのが最も容易と判断したため、その構築方法とテスト方法を記載する。
ちなみに他の手段としては、CloudWatch Syntheticsによる外形監視という手もあるが、極力簡易な方法を選択基準としたため、今回はCloudWatchのアラーム監視とした。
目次
監視対象
監視するのは、Amplifyのホスティングが返却する5xxエラーを検知して、ホスティング環境側での障害を検知する。
構築手順
対象のアプリケーションを選択し、「モニタリング」から「アラーム」を開く。
「アラームを作成」をクリックする。
メトリクスから、「5xxエラー」を選択し、通知先は新規または、既存のSNSトピックを指定。
条件としては、デフォルトの全て1の状態にしておくと、1回でも5xxエラーが発生したら通知するという条件になる※。最後に「確定」して作成する。
※アラーム条件の詳細な意味としては、項目の左上から。
- メトリクスがしきい値より大きい、小さい、またはしきい値と等しいのいずれかを指定。
- しきい値を指定。
- アラームをトリガーするために状態を維持する必要がある評価期間の数を指定。
- 評価期間の長さを指定。
1 分間の期間において評価を行い、5xx エラーの合計数が 1 以上の状態のデータポイントが 1 つ以上あった場合にアラーム状態に発火する設定であるため、上記太字のような動作となる。
検証方法は?
検証方法として、疑似的に5xxエラーを起こすことは不可能。そのため、仮で4xxエラーを監視対象として、4xxエラーを意図的に発生させる方法がある。
4xxエラーであれば、デプロイされているアプリケーションの URL において存在しないパス (/Error など) を指定して、リクエストすることで意図的に発生させることが可能。