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CloudWatch AgentでNFSのディスク使用率は監視できる?FSx for ONTAPの確認手順

CloudWatch Agentでは、NFSでマウントした領域もディスク使用率の監視対象にできます。前提は、対象ファイルシステムがマウントされ、OSからアクセスできることです。FSx for NetApp ONTAPのボリュームをLinuxからNFSで利用する構成を例に、設定と確認のポイントを整理します。

この記事は、2026年1月20日のAWSサポートへの問い合わせ「CloudWatchによるディスク使用率の監視について」で得たサポートエンジニアの回答をもとにしています。最初のAI自動回答とは区別し、設定項目とメトリクス名はAWS公式資料でも確認しました。仕様確認日:2026年9月15日。以下は設定例であり、本記事で実環境の動作検証を実施したものではありません。

目次

NFSなら無条件に収集できるわけではない

サポートに確認したのは「リモートのファイルシステムでも、マウント済みでOSからアクセス可能なら監視できるか」という点です。Agentを入れるだけで未マウントのFSxボリュームまで収集するという意味ではありません。監視するクライアント上で、目的のNFSマウントが使えることを先に確認します。

1. 監視対象のマウントを確認する

Linuxで以下のコマンドが利用できる場合の確認例です。/mnt/fsxは実際のマウントポイントに置き換えてください。

findmnt -T /mnt/fsx
df -hT /mnt/fsx

表示されたファイルシステム種別、接続先、マウント先を確認します。ディレクトリが存在しているだけではNFSがマウントされているとは限りません。マウントされていないと、dfがそのディレクトリを含むローカル側ファイルシステムの情報を表示することもあるため、容量の数値だけで判断しないでください。

2. diskメトリクスの収集対象に追加する

以下はLinux用の設定例です。既存のAgent設定がある場合は、ログ収集などの設定を保持してmetrics_collectedに統合します。例だけで設定ファイル全体を上書きしないでください。

{
  "metrics": {
    "namespace": "CWAgent",
    "metrics_collected": {
      "disk": {
        "resources": ["/mnt/fsx"],
        "measurement": ["used_percent", "free"],
        "metrics_collection_interval": 60
      }
    }
  }
}

resourcesには実際のマウントポイントを指定します。既存設定のignore_file_system_typesで対象のNFS種別が除外されていないかも確認します。設定の読み込み方法は導入時の運用手順に合わせ、反映後にAgentの状態とログを確認してください。AWS公式:CloudWatch Agent設定ファイル

3. CloudWatch上で対象を照合する

上記の設定ではCWAgent名前空間でdisk_used_percent(使用率、Percent)とdisk_free(空き容量、Bytes)を確認します。メトリクス名だけでなく、実際に表示されるホスト・パスなどのディメンションを見て、目的のクライアントとマウントを選んでください。AWS公式:Agentが収集するメトリクス

同じNFS領域を複数のクライアントから収集する場合、各クライアントの値を足し合わせてボリュームの総使用量にしないよう注意します。監視目的に合わせて代表クライアントを決めるか、クライアント別に扱うかを整理してください。

収集できない場合の確認順序

確認点 確認する内容
OSからのアクセス 目的のNFSがマウントされ、容量情報を参照できるか
収集設定 マウントポイントの指定、除外設定、読み込まれた設定が正しいか
Agent 稼働状態、実行ユーザー、設定エラーや送信エラーがないか
送信先 CloudWatchへ到達でき、メトリクス送信に必要な権限があるか
表示条件 アカウント、リージョン、名前空間、期間、ディメンションが合っているか

サポートへ調査を依頼する場合は、発生日時、OSとAgentのバージョン、対象マウント、設定とログを整理します。元の回答ではEC2の識別情報とAgent関連ファイルの提供が案内されましたが、これらは公開記事や掲示板へ貼り付けず、正式なサポート窓口で必要な範囲を共有してください。

使用率監視とNFSの接続監視を分ける

使用率は容量を監視するための値です。低い値が出ていることだけで、アプリケーションから正常に読み書きできるとは判断しません。マウントの有無、I/Oの成否、メトリクスの欠損も別に確認する運用にします。アラームのしきい値と欠損時の扱いは、容量の増加速度と対応時間に合わせて決めてください。

FSx for ONTAPを利用する場合は、クライアントから見た容量監視とストレージ側の監視を分けて整理すると調査しやすくなります。Agentが収集するカスタムメトリクス等には料金が発生するため、監視対象と収集項目を必要な範囲に絞ります。

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