Direct Connectの専用線接続を行う場面があったため、その時の手順を記載する。
Direct Connect接続は、AWSへのDirect Connect 利用申請にあたる。
承認まで最大で72時間かかる。また、その間にAWSサポートチケットが作成されて、追加の質問が発生する場合があり、そちらに回答する必要がある。
実施条件:Direct Connect接続の承認
承認されると、LOA-CFAがダウンロードできるようになる。LOA-CFAはAWSロケーションにおいて、どのAWS機器のどのポートと接続すればいいか、についての情報が記載されたもの。
実施条件:LOA-CFAのダウンロード
LOA-CFAの情報を元に、契約したキャリアがAWSロケーションで物理的に接続を行う。
実施条件:Direct Connect接続の承認(Direcr Connect Gateway を利用する場合は事前に作成)
STEP3の物理配線は必ずしも待たなくても、STEP2のLOA-CFAのダウンロードが可能となったタイミングで、VIFの作成は可能となる。VIFでは、キャリアから指定されたVLANIDなどを入力する。VIFの単位でオンプレのルータとBGP接続を行う形になる。
実施条件:VIFの作成完了
VIFの作成が完了すると、BGP接続するオンプレルータのサンプルコンフィグをダウンロードできるようになる。
Direct Connect 接続
「接続を作成する」をクリックする。
キャリアの指定に従って設定する。以下は設定例。
接続を作成した後に、以下が表示されれて、サポートケースが作成される場合がある。
サポートケースの例
上記問い合わせがあった場合には、以下2点を英語で返信する必要がある。
(a) データセンター情報 (location, floor, room, rack)、または、お客様ルーターの設置拠点の住所
(b) ネットワークプロバイダ (クロスコネクトを依頼するデータセンター事業者様、またはデリバリーパートナー
返信すると、半日程度で承認された。
LOA-CFAのダウンロード
Direct Connectが承認されると、ステータスがrequestedからdownになる。
「LOAをダウンロードする」をクリックする。
必要に応じてプロバイダ名を入力し、「ダウンロードする」をクリックする。
VIFの作成
Direct Connect Gateway を利用する場合には、VIF作成で利用するため事前作成が必要。
「仮想インターフェイスを作成する」をクリックする
以下Direct Connect接続のキャリア指定の値を設定する。以下は設定例。
オンプレルータのサンプルコンフィグのダウンロード
作成したVIFを選択し、「アクション」から「サンプル設定」を選択
オンプレルータの機器に合わせて以下設定し、ダウンロードする。