サブドメインで運営するサイトをGoogle AdSenseで収益化するときは、AdSenseのサイト管理、ads.txt、Webサイトの転送設定を分けて確認します。ルートドメインからサブドメインへの転送は、すべてのサイトで必須というわけではありません。
AdSenseでは通常のサブドメインを個別追加しない
Googleは2023年3月からサイト管理を変更し、通常のサブドメインを独立したサイトとして追加・管理する方式を廃止しています。管理対象のドメインで所有権確認と審査状況を確認してください。サイトが広告配信可能かどうかはAdSense管理画面の状態で判断します。
旧版の冒頭では「ルートドメインからの転送設定が必要」と断定していましたが、一般的な必須条件としては不正確なため、2026年9月14日に修正しました。以下の転送例は、ルートドメインのWebコンテンツをサブドメインへ集約する場合の設定例です。
ads.txtはルートドメインからの到達を確認する
Googleはルートドメインからads.txtを確認します。https://example.com/ads.txtに、AdSense管理画面で取得した正しいパブリッシャーIDが含まれているかを確認します。サブドメインとルートドメインで販売者やIDが異なる場合は、ルート側でのsubdomain=宣言とサブドメイン側ファイルの設定も確認してください。
ads.txtの内容だけでなく、HTTPS証明書、HTTP応答、リダイレクト先、robots.txtも確認します。変更が管理画面へ反映されるまでには時間がかかる場合があります。ファイルがすでに存在する場合は、他の正規の広告事業者の行を消さずに更新します。
サイトをサブドメインへ集約する場合の転送例
ルートドメインに別のWebサイトがある場合、全体を転送するとそのサイトが閲覧できなくなります。転送が必要な範囲と既存のURLを確認してください。また、転送元のHTTPS証明書が正常であることが前提です。
シンレンタルサーバーの管理画面で設定できる転送条件は、公式のサイト転送設定マニュアルを確認してください。.htaccessを編集する場合は、既存ファイルを保存し、WordPress等が自動生成する部分との関係を確認します。
RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTP_HOST} ^example[.]com$ [NC]
RewriteRule ^(.*)$ https://sub.example.com/$1 [R=301,L]
これはexample.comへのアクセスを、同じパスのsub.example.comへ恒久転送する例です。対象ホストを限定することで、転送先でも同じ規則が繰り返される事態を避けます。実ドメインへ置き換え、画像・記事・ads.txtを含めて転送先のURLが存在するか確認してください。
本番で301を適用する前に一時転送で動作確認し、転送先が正しいことを確認してから恒久転送へ切り替えると、誤った転送がブラウザーに残る問題を抑えられます。
確認の順番
- AdSenseのサイト管理画面で対象ドメインと審査状況を確認する。
- 広告コードとads.txtのパブリッシャーIDを照合する。
- ルートドメインのads.txtへHTTPSで正常にアクセスできるかを確認する。
- 記事、運営者情報、プライバシーポリシーへの導線を確認する。
- Webサイトを集約する必要がある場合に限り、転送設定を検討する。
