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原因と対処
原因は、エンティティ割り当て未実施のため。Cloud Foundryを有効化するサブアカウントに対して、エンティティが割り当てられていない場合、Cloud Foundryを有効にすることは可能だが、Cloud Foundryの領域を作成すると使用可能領域が0G となる事象が発生する。
BTP Trialの場合、デフォルトで「Cloud Foundry」はtrialサブアカウントに4Units(4G メモリ)が割当たっているが、trialサブアカウント以外に新規にサブアカウントを作成して、そこにCloud Foundryを有効化するようなケースにおいては、エンティティ割り当て設定が必要。
具体的には、trialサブアカウントに割り当てられたエンティティを減らして、他のサブアカウントに配分する必要がある。
なお、エンティティ(entity)とは、グローバルアカウントに割り当てられた、サービスの使用チケットのようなもの。チケットはサブアカウントごとに配布することができ、チケットを保有するサブアカウントは、該当のサービスを利用する権利が得られる。イメージは以下。Cloud Foundryの場合、エンティティが無くても有効化が可能だが、他のサービスは一般的に有効化自体ができない。