以下の設定を例に記載する。
■0x2を使用している場合
キー: HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\W32Time\Parameters
名前: NtpServer
種類: REG_SZ
値: < NTPSV1 の IP アドレス>,0x1 < NTPSV2 の IP アドレス>,0x2
まず、時刻同期を行う際、全ての NTP サーバーに対してUDP 123 の NTP パケットが送信されます。
つまり、0x2 の Flag が設定されていないサーバーに対しても、また、0x2 の Flag が設定されているサーバーに対しても通信がなされます。
ただ、まずは 0x2 が設定されていない NTP サーバーから返ってきた時刻を設定するよう試みます。
この時点で上記サーバーから応答がなければ、0x2 の Flag が設定されている NTP サーバーから返ってきた時刻を設定します。
0x2 の Flag が設定されているサーバーと時刻同期をした後も、次の時刻同期のタイミング※で、再度全ての NTP サーバーに対してUDP 123 を使用する NTP パケットを送信し、0x2 の Flag が設定されていないサーバーから応答がある場合、そのサーバーからの応答時刻を設定します。
■0x2を使用していない場合
優先代替という概念はありません。
※一定間隔毎に時刻同期を行う。
各サーバーの IP アドレスの後に付加する16 進数の値の意味。
16 進数値の意味は以下の通りとなります。
0x1 – SpecialPollInterval レジストリ値を同期間隔として使用
して時刻同期を行います。
0x2 – UseAsFallbackOnly モードを使用します。優先的に同期を
行うよう設定されている NTP サーバーが使用不可の場合に
同期を取るサーバーとして設定されます。
0x4 – SymmetricActive モードとして要求を送信します。お互い
が同期を取る時刻同期方法となります。
0x8 – Client モードとして要求を送信します。サーバー、
クライアント、という区分を行い、クライアントから
サーバーに対してのみの、一方通行の時刻同期を行います。
※NTPサーバがLinxの場合には0x8を使用する。